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【スロバキア共和国】据置:A /安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 16I0044J

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16- I- 0044 201 6 年 10 月 7 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

バキ

共和国

(証券コード:−)

【据置】

外貨建長期発行体格付 A+

格付の見通し 安定的

自国通貨建長期発行体格付 A+

格付の見通し 安定的

■ 格付事由

(1) 格付は、安定した経済成長、金融システムの安定性、比較的低水準の政府債務を主に評価している。経済 は輸出増や内需の回復に支えられ、3%を超える成長となるなど安定した成長を続けている。E U のルール に沿って財政健全化に向けた取り組みが継続される見通しであることから、今後も財政赤字が抑制される とともに、政府債務は比較的低い水準にとどまる公算が大きい。以上を踏まえ、格付を据え置き、見通し は安定的とした。信用力の向上には、労働市場の構造的な課題に対処し、成長ポテンシャルを高めていく ことなどが重要である。

(2) 名目 GDP は 781 億ユーロ(15 年)、人口 541 万人と経済規模は小さいが、一人当たり GDP は購買力平価 で 28, 000 米ドルを超え、中東欧諸国の中では発展した国の一つである。自動車産業をはじめとする製造 業への直接投資の累積により、輸出志向が強く、主要貿易相手である E Uとの連動性が高い経済構造を有 する。自動車産業の生産能力拡大に伴う輸出の伸びが安定した経済成長を支えている。実質 GDP 成長率 は個人消費や設備投資の回復に伴い 14 年(2. 5%)以降高まっており、15 年には E U 補助金の流入により 公共投資も増加したことで 3. 6%となった。銀行部門も安定した収益性と高い資本水準を維持し、民間向 けの貸出を拡大するなど経済成長をサポートしている。16∼17 年は公共投資の寄与が剥落するものの、 個人消費や自動車産業などでの設備投資、輸出のけん引により 3%以上の成長を維持する見通しである。 一方、13 年に14%を超えていた失業率は足元で10%程度まで低下したが、長期失業率や若年層の失業率 は E U 内で依然高い水準にある。構造的な雇用のミスマッチなどがこの背景にあるとみられ、こうした状 況の改善は成長ポテンシャルの向上に寄与すると思われる。

(3) 経常収支は自動車などの輸出拡大に伴う貿易収支の改善とともに 12 年から黒字化していたが、15 年は小 幅な赤字となった。これは、投資の大幅な伸びに伴い中間財や資本財の輸入が増加し、輸出以上に輸入が 伸びたためである。対外ポジションは、直接投資を除いた純対外負債残高がGDP比 15%程度にとどまる など比較的良好である。

(4) 経済の成長や財政健全化に向けた政府の取り組みを背景に、一般政府財政赤字(E SA 2010)は 13 年以降、 E U が上限とする GDP 比 3%以下(15 年:3%)に抑えられている。一般政府債務/ GDP 比も13年末の 55%をピークに低下しており、15 年末には 52.9%となった。政府は 19 年の財政収支黒字化に向け歳出の 抑制や徴税効率の改善を図っていくことにコミットしており、経済も成長する中で財政赤字が膨らむ懸念 は小さい。財政責任法の施行により、財政規律を担保する枠組みも導入されている。同法の規定では、政 府債務残高が GDP 比 50%を超えると、中央政府の歳出の凍結や債務削減策の導入などの是正措置が段階 的に講じられる。

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http://www.jcr.co.jp

■ 格付対象

発行体:スロバキア共和国(T he S lovak R epublic ) 【据置】

対象 格付 見通し

外貨建長期発行体格付 A+ 安定的

自国通貨建長期発行体格付 A+ 安定的

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2016 年 10 月 4 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:増田 篤

主任格付アナリスト:内藤 寿彦

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類

と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、

「ソブリン・準ソブリンの信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) スロバキア共和国(T he Slovak Republic)

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が公表した経済・財政運営方針などに関する資料および説明

・ 経済・財政動向などに関し中立的な機関が公表した統計・報告

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

発行体または中立的な機関による対外公表という、当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情

報として利用した。

9. 非依頼格付について:

本件信用格付は格付関係者からの依頼に基づかない信用格付である。国に対する信用格付である場合を除き、依

頼に基づく格付と区別するため格付記号の後に「p」を表示している。格付関係者からは、信用評価に重要な影響を及

ぼす非公表情報を入手していない。

10.J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ

スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則

17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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